2017年10月22日に行われた2017男子ワールドカップの準々決勝、水谷隼 VS S.ゴージィ(フランス)の試合。
これまでの通算成績は水谷選手の2勝0敗。
2016年ヨーロッパ選手権銀メダリストで伸び盛りの23歳、ゴージィ選手がフルゲームの接戦を制してベスト4入りを決めた試合です。
ゲームカウント2-2、10-9でゴージィ選手がリードしている場面で下がってプレーしたゴージィ選手の最後のボールはエッジボール。
その瞬間水谷選手はラケットを地面に投げつけました。(動画は3:30あたり)
非常に重要な場面であり悔しい気持ちは理解できるものの、水谷選手の行為はフェアプレーのスポーツであり紳士のスポーツである卓球にはふさわしくないものでした。
それに対し、エッジボールで得点したことのジェスチャーを示し、すぐに水谷選手のラケットを拾ってコートに置いたゴージィ選手の振る舞いは素晴らしいものでした。
なお、ゴージィ選手を育て上げたのはフランスナショナルチームコーチを12年間つとめたミッシェル・ブロンデルコーチ。
10代の時に日本の荻村伊智朗氏の指導を受けるため来日し、その10年後には荻村伊智朗氏が創設した東京三鷹市にあるITS三鷹卓球クラブで2年間コーチ修行をしたという日本と縁の深いコーチです。